毎年4月、玉泉寺境内にて「さくら祭り」を開催しています。このお祭りは、地域の皆さまが桜の花を愛でるひとときと、様々なパフォーマンスを楽しむ機会を提供するものです。桜が満開となる中で、日ごろ顔を合わせる方々はもちろん、久しぶりに会う方々とも再会し、桜の花を囲みながら心ゆくまで語り合うことができます。地域のつながりを深める大切な時間として、多くの方々に親しまれています。
また、さくら祭りは単なるお花見の場にとどまらず、同日には「岳南忠霊慰霊祭」も併せて執り行っております。この慰霊祭は、太平洋戦争で命を落とされた方々を追悼し、そのご冥福をお祈りする大切な儀式です。戦争の犠牲者を忘れず、平和の大切さを改めて感じる機会でもあります。

「綺麗な花を見ると心が和む」。その思いを胸に、岩倉地区では昭和53年から花の植栽活動を行ってまいりました。この活動を通じて、地域の皆さまが一緒に手を取り合い、花を植えることで、自然と人々が繋がり合い、温かな交流の場が生まれています。
ご利用者様や法人職員をはじめ、地域の方々が参加し、花を育てる楽しさと共に心を通わせることができるこの催しは、地域の絆を深める大切な時間です。花が咲き誇ることで、地域全体が明るく、温かな雰囲気に包まれ、皆さまが心安らぐ場所となることを目指しています。

岩倉観音は、岩倉子育て観世音菩薩様と言い、子ども達の幸せを願い、昭和55年（誠信会創立20周年）に建立されました。すべての人々がしあわせな社会とは、まず、『子ども達が笑顔で過ごせる世の中』であることだと思います。そして、秋には「岩倉観音祭り」を開催し、「富士山と地域と共に生きる」をテーマに、ご利用者様や地元の皆様、出展や出店で協力してくださる皆様と一緒に、観音法要とお祭りを行っています。

平成28年4月より「ちゃ畑」では、地域の子ども達や大人たちが気軽に集まり、交流できる場所としての活動を始めました。
私たちの目指す場所は、遊びを通じて学びや成長ができる、誰でも気軽に立ち寄れる温かい空間です。
「ちゃ畑」ではプレイワーカーが常駐し、様々な企画を実施しています。コロナ禍以後始めた当初からは色々なものが変化しましたが、現在では大きな広場で遊ぶ「おそとであそぼ！」と
室内での簡単な物づくりを行う「ごちゃ混ぜ基地」を実施しています。
基本的に参加自由・申込不要の活動で、どちらも子育て親子からご高齢の方までどなたでも参加可能なため、若い世代と地域の方の交流の場に加え、親同士の交流の場、子ども同士の交流の場としても活気に満ちた空間となっています。
また、小さい規模ですが、ちゃ畑室内を利用し「駄菓子屋」を開き小学生たちの憩いの場としたり、コロナ禍以降中止にしていた法人内青葉台エリア事業所が合同で行う地域向け行事「わくわく縁日」「餅つき大会」も開催したりして、地域の中でにぎわいを見せています。
この時にボランティアスタッフとして参加してくれるのが、ちゃ畑で遊んだ小学生達で、現在は中高生、成人になった子どもたち。こうした繋がりが持てるのも「ちゃ畑」ならではです。